【2023年】初心者さんビギナーさんも安心!初めてからでもスタートできる。観葉植物の魅力。観葉植物の選び方、育て方Q&A 室内観葉植物編
皆様、こんにちは!
梅雨の季節が終わりを告げようとしておりますね!いよいよ夏本番となりましたがいかがお過ごしでしょうか?
5月~秋頃まで観葉植物の出荷が最盛期を迎えます。じめじめした梅雨の季節、そして真夏日は、外出するよりも室内で過ごす時間が自然と増えますよね。
店頭では観葉植物をお探しのためご来店されるお客様も増えてきます。
この季節はお部屋の中で爽やかかつフレッシュな雰囲気をお楽しみいただける、オシャレなインテリアグリーンをお探しの方も多いのではないでしょうか?
住まいや職場の室内に観葉植物があると、みどりの癒しを感じながらおしゃれな空間でリフレッシュできますよね。
店頭では、「そもそもどんな種類を選ぶべきかわからない」、「初心者でも育てやすい植物はありますか?」などお悩みや疑問を抱える方も多くお見受けします。
そこで今回は、観葉植物の育て方の基礎知識と、植物の選び方、観葉植物に関するQ&A、i-florist(アイフローリスト)厳選のおすすめ観葉植物をご紹介いたします!
ぜひ、今回のブログを参考にお気に入りの観葉植物を見つけてみてくださいね。
1.観葉植物の魅力とは?
2.観葉植物の選び方
3.観葉植物Q&A
Q1.オリーブやユーカリなど、戸外と書かれている観葉植物を室内で育てることはできますか?
Q2.居室のカーテンやブラインドを開けないのですが、植物は育ちますか?
Q3.玄関に観葉植物は置けますか?
Q4.虫はわきませんか?
Q5.観葉植物を買ったら植え替えをすすめられました。植替えとは何ですか?
Q6.植え替えのタイミングについて教えてください。
Q7.植え替え作業は自分でできますか?
Q8.鉢カバーを使用したいのですが、どうしたらいいですか?
Q9.水やりはどのように行えばよいですか?
Q10.季節により水やりの仕方に違いはありますか?
Q11.購入した観葉植物は室内のどこに置いたらいいですか?
Q12. 観葉植物を設置したらずっと同じ場所に置いておけばよいですか?
Q13.サボテンや多肉植物の購入を検討しています。通常の室内観葉と育て方に違いはありますか?
Q14.旅行や長期の出張時、植物の水やりはどのようにしたら良いですか?
Q15. 植物が元気に育たなくなってしまいました。どんな原因が考えられますか?
またどのような対処をしたらよいですか?
Q16.インターネットで植物の購入をしようと考えています。注意点はありますか?
4.まとめ
1.観葉植物の魅力とは?
インテリアの1つとして、部屋を明るく心地よく演出してくれる観葉植物。植物は基本的には光合成をするので、戸外で生育するものですが、室内飼育にぴったりの品種もあり、植物の種類によっては頻繁な水やりなどの必要がないため初心者でも気軽に育てられることは魅力の1つです。
また、おしゃれなだけでなく、観葉植物から発せられるフィトンチッドの香りには、ストレス軽減やリラックス効果が期待できます。
フィトンチッドとは、植物にたえず侵入しようとする有害な微生物(菌や細菌)、有害な昆虫から身を守るために植物自身が自己防衛のために作り上げた物質のことを言います。木々が発散する香り成分のフィトンチッドは、消匂や脱臭効果を持つだけではなく、近年医学的に検証され、心身を深いリラクゼーションに導く効果あることが明らかになりました。
植物の癒しに関する様々な検証が進んでおり、フィトンチッドは以下の効果があると言わています。
1.脳内のα波の発生を促し、精神を安定させる。
2.自律神経を安定させる。
3.交感神経の興奮を抑え、不眠を解消し、快適な睡眠をもたらす。
4.脳の活動や血圧を鎮め、怒りや緊張などを和らげる。
5.ストレスホルモンを減少させる(免疫力強化、高血圧改善)。
6.血中の抗がんタンパク質を増加させる。
7.肝機能を改善する。
8.呼吸を正常に整える。
さらに植物は光合成により室内の酸素量を整えたり、空気を洗浄してくれ作用があると言われています。
人にも有益なフィトンチッドの効果は私たちの暮らしに深く関わっているようです。
植物の飾り方としては、床置きだけでなく壁掛けや吊るして飾るハンギングなど、タイプもさまざまです。
ビカクシダやエアープランツなど吊るして飾るタイプの観葉植物の代表と言えます。お一人暮らしやお部屋が狭くて飾るスペースが限られている場合にも取り入れやすいのではないでしょうか?
お庭がなくてもグリーンや植物を楽しみたい方は、まず手間いらずの観葉植物からスタートしてみませんか?
2.観葉植物の選び方
室内に置く観葉植物を選ぶときは、見た目はもちろんですが、次の3つのポイントも大切になります。
- 日陰でも育つかどうか
- スペースに対して、観葉植物が大きすぎないか
- 育てやすさや手入れが楽かどうか
①日陰でも育つかどうか
南向きの窓際以外、室内は意外と暗くなりがちです。もちろん完全に日光がないと枯れてしまいますが、観葉植物の中には日陰でも育つ種類があるので、置きたい場所の日当たりに合わせてチョイスしてみましょう。
②スペースに対して、観葉植物が大きすぎないか
室内のスペースに対して大きかったり多すぎると、かえって圧迫感でストレスを感じたり、風通しも悪くなって観葉植物にも悪影響があります。
狭めの室内やワンルームであれば、3〜5号サイズの観葉植物をいくつか飾ったり、広い室内であれば8号ほどの大きい観葉植物をシンボルツリーとして迎えてみるのもおすすめです。
③育てやすさや手入れが楽かどうか
家を留守にすることが多い方は、幹や葉に水を貯めた乾燥に強い観葉植物を。剪定が不安な方はモンステラなどの茎で伸びるタイプの観葉植物なら、根本から切るだけなのでがおすすめです。
ご自身のライフスタイルに合わせて観葉植物も選んでみましょう!
室内で育てるなら土を使わない観葉植物もおすすめ!
室内で観葉植物を育てるとなると、土を持ち込むのに抵抗がある方もいるのではないでしょうか。観葉植物は管理の仕方によっては虫やカビが発生したりコバエの原因にもなってしまいます。
ここでは、清潔に管理するポイントと、土を使わないタイプの観葉植物も合わせてご紹介したいと思います。
まず、虫やカビの発生を避けるためには、下記の内容に注意して管理しましょう。
1.定期的に室内の換気をし、風通しの良い環境にする。
2.鉢底のお皿にお水を溜めっぱなしにしない。
3.表面の土の上に化粧石やヤシガラを置かない。
4.霧吹きなどで葉水をしたり、モップなどで埃を払う。
1.定期的に室内の換気をし、風通しの良い環境に整える。
お客様のご自宅やオフィスに出張でお伺いすると、お部屋の換気を一切せず、窓を開けず、常に閉め切りにしている方もいらっしゃいます。空気がこもった場所に長時間おいておくと、カビや虫の発生原因の一つとなります。
室内に風が発生することにより、空気の流れが起こり、観葉植物を置いている場所が蒸れることを避けることができます。
どうしても窓を開けたり換気ができない場合には、エアコンの送風機能を使用したり、扇風機を使用して風の流れを起こす工夫をしてみてください。
2.鉢底のお皿にお水を溜めっぱなしにしない。
室内観葉植物はお部屋の中で管理するため、鉢と鉢底に敷くお皿が必要になります。セッティングの際に鉢底のお皿を用意しますが、そのお皿にお水を溜めっぱなしにすることがないようにしましょう。
鉢皿にお水を溜めてしまうと、水が腐り匂いが出たり、コバエがわく原因となってしまいます。植物にとっても汚れた水を吸うことはよいことではありませんので、鉢皿の水は溜めずに、水をきるか、溢れない程度に水やりをしましょう。
3.鉢表面の土の上に化粧石やヤシガラを置かない。
土の表面をオシャレにデコレーションするため、化粧石を置いたりヤシガラを飾る方もいらっしゃるかと思います。この場合、土の表面から水が蒸発する妨げとなり、土が蒸れて虫やカビが発生しやすくなります。また、表面の土の乾き具合が把握しずらく、水をやり過ぎて根腐れさせてしまう原因になります。
鉢表面には化粧石やヤシガラを置かないようにしましょう。
4.霧吹きで葉水をしたり、モップなどで葉の表面の埃を払う。
観葉植物の葉に埃がついたまま放置すると、虫の発生の原因となってしまいます。定期的に葉の表面を拭いたり、埃がつかないよう葉水(霧吹きで葉っぱにお水を与えること)をして清潔にしましょう。
上記1~4の管理が大変だと感じてしまう場合には、土を使わない観葉植物テーブルプランツ(Table Plants)や水耕栽培の観葉植物、枝物を定期的に飾る方法もございます。
テーブルプランツ(Table Plants)は土の代わりに腐敗しにくい専用スポンジを使っていたり、水耕栽培の観葉植物は花瓶に水を入れた状態で育つタイプです。また、枝物を定期的に飾り、ダメージが出たら新しいものに差し替える方法も一つです。
テーブルプランツ(Table)や水耕栽培の観葉植物は、
- コバエや虫がわかない
- 水やりのタイミングや量がわかりやすい
- 倒れても土がこぼれない
などなど、観葉植物初心者さんやお子さんがいる家庭でも育てやすいかと思います。ぜひチェックしてみてくださいね。
3.観葉植物Q&A
この章では、店頭でよくある観葉植物に関するご質問にお答えしたいと思います。
Q1.オリーブやユーカリなど、戸外と書かれている観葉植物を室内で育てることはできますか?
A、基本的にはNGです。オリーブなどの戸外で育てる観葉植物はできるだけお外で管理をしてください。室内は屋外に比べて採光状態が1/3となるため、生育するための光が足りません。光合成するための光の量が足りないため、葉が落ちてしまったり、枯れてしまう原因になります。
戸外と表記があるものは戸外で管理していただくことが望ましいです。
まれに、お部屋の方角が東南向きや南向きで、でベランダに遮るものなどがなく、非常に日当たりが良い物件にお住まいの場合、元気に育つこともあります。環境次第なので、置きたい場所の日当たりを確認していただくとよいかと思います。
Q2.居室のカーテンやブラインドを開けないのですが、植物は育ちますか?
A.植物は光合成をおこなうため、ブラインドや遮光カーテンを閉め切りのお部屋では育てていただくことは難しいかと思います。
モンステラやセロームは直射日光が苦手な植物で葉焼けしてしまいます。こちらの商品をお買い上げの場合は、レースのカーテン越しに日の光を当ててただく程度の場所で管理することができます。
どうしてもブラインドや遮光カーテンを開けたくない場合、観葉植物用のライトが販売されておりますので、そちらを常時お使いになるとよいかもしれません。ただし、観葉植物用ライトはあくまで日光を補完するためのツールになりますので、室内の中でもできるだけ日当たりのとれる場所に置くようにしましょう。
Q3.玄関に観葉植物は置けますか?
A.自室のお玄関に採光のとれるガラス窓がある場合置いていただくことは可能です。植物は光合成をするため、一般的には日が入らない場所では育ちません。日陰を好むシダ系の植物は育つ場合もございます。
前述した、水耕栽培用の観葉植物スパイラルバンブーは比較的暗い場所やお玄関、トイレや洗面周りなどでも育てていただけます。
Q4.虫はわきませんか?
A.衛生観念のある管理ができれば虫はわきにくいです。室内観葉の場合、鉢皿の水を溜めっぱなしにしている、部屋を閉め切りにしていて風通しが悪い、葉に埃が被ったままにしている等の場合は虫がわく可能性が高いです。
外置きの観葉の場合、虫が飛散することを完全に回避することはできません。土や枝葉に完璧に虫がつかない状態で管理をすることは難しいと言わざるをえません。対処としては害虫に効くお薬のご用意がございます。そちらを散布していただければ問題ございません。植物が元気に生育するためにも置き場所や鉢などは清潔に保つようにしてください。
Q5.観葉植物を買ったら植え替えをすすめられました。植替えとは何ですか?
A.観葉植物は生産地から出荷される時に送料負担を最小限にするため、小さな根鉢で市場に流通しています。購入時プラスチックの鉢に入ったままの状態でお持ち帰りになる場合、早い段階で根詰まりを起こしやすいです。根詰まりとは、鉢の中で根がいっぱいはっている状態の事を言います。根詰まりを起こしてしまうと、根から水を吸収しにくくなり、植物の樹や葉に負荷がかかり、元気に育ちにくくなったり、植物が枯れてしまう原因の一つとなります。
また、生産地から出荷される時は管理地の土を使用していることも多く、必ずしも植物に適合した配合土であるとは限りません。水はけが悪い粘土質の土だったり、サラサラの水はけのよすぎる砂土だったりすることも多いです。
植物を健康的な状態で維持管理していただくためには、出荷時の鉢から鉢をサイズアップして新しい土と鉢に移し替える作業が必要になります。この作業を植え替えと言います。
弊社では植物を管理しやすく育てやすく管理していただくために植物に合わせて配合土をご用意しており、お植え替えをお薦めしております。
Q6.植え替えのタイミングについて教えてください。
A.植え替えのタイミングはご購入時にお植え替えしていただき、その後1年半~2年に1回ひと回り大きいサイズの鉢にリポット(鉢をひと回り大きいサイズにし、直接植える作業)をおススメしております。真夏の猛暑時期や真冬の寒冷期を避けていただき、気温が上がりはじめた初春~7月中、9月~12月までの期間行います。それ以外の期間に植替え作業自体はできますが、植え替え後は細心の注意を払いながら植物を管理する必要があります。
観葉植物のサイズを大きくしたくない場合には、長期間鉢をそのままにしておくと土が痩せて栄養が無くなってしまいますので、植物に合わせた配合土を足して、栄養剤を与えて管理するようにしましょう。
Q7.植え替え作業は自分でできますか?
A.ご自身で行っていただくことは可能です。Youtubeの動画コンテンツでも植物の植え替えのやり方動画などもございます。
植え替え作業には、 ①鉢底用ネット、②軽石、③ご購入された植物に合わせた配合の土、④シャベルやスコップ、⑤ジョウロなど専用の道具や備品が必要です。これらを保管しておくスペースも必要になるかと思います。
また、植え替え時に根を傷つけてしまうと植物が枯れてしまいます。作業に慣れていれば問題は少ないかと思いますが、植替え時に根を傷つけてしまうリスクがあること、それぞれの植物に適合する土をお求めでない場合、植え替えた植物が根から水を吸う事ができず弱ってしまったり枯れることがあります。
植え替え作業を承っている店舗やスタッフさんにお任せいただいた方が安心です。
Q8.鉢カバーを使用したいのですが、どうしたらいいですか?
A.鉢カバーをご希望の場合、カバーの中に鉢皿をひいてご利用ください。
鉢カバーの使用をご希望で、お植え替えをしたい場合には、今植わっているプラスチック鉢を1サイズ大きいものにご変更することをおススメ致します。1年半~2年程度のペースでプラスチック鉢のサイズを変更していただくと良いと思います。
当店で植物をご購入のお客様にはプラスチック鉢を無料でご提供しております。
Q9.水やりはどのように行えばよいですか?
A.表面の土が乾いたら鉢底から溢れるくらいたっぷりと与えてください。まれに、「毎日コップ1杯お水を与えています。」という方がいらっしゃいますが、これは避けましょう。鉢のサイズにもよりますが、コップ1杯のお水では鉢の底までお水が行き渡らず、土の表面のみが加湿されている状態になってしまいます。表面のみが加湿された状態では根まで水が届かず、根が枯れてしまします。この状態を根腐れといいます。
また、表面だけが常に加湿されていると土にカビが生える原因にもなりやすいです。
お水を与える時は鉢表面の土がカラカラに乾いて白っぽく水が抜けた状態になったら鉢底の穴からお水が染み出るまでしっかり与えるようにしましょう。
そして、鉢底には水を溜めないようにしましょう。水を溜めっぱなしにするとそのお水が腐り清潔ではないですし、溜めてあるお水にコバエが涌いてしまう原因になります。
鉢から染み出た水は適宜拭き取っておきましょう。
観葉植物の水やりは季節・お部屋の採光状態・風通し、各自の環境により頻度が異なります。植物の状態を観察しながら行いましょう。
Q10.季節により水やりの仕方に違いはありますか?
A.夏の気温が高い時期と冬の寒い時期とでは水やりのタイミングが異なります。
夏場は土の乾きも早くなりますので、水やりの頻度が増えます。鉢の大きさや置き場所により回数に違いはありますが、猛暑時期はしっかりと水を与えましょう。
また、日中、日がある時間帯の水やりは避けましょう。土が暖まった状態でお水を与えると根にダメージが出たり、ウェストリンギアのような葉の密度の高い植物の場合、土から揮発する際に熱が発生し内側の葉が蒸れてしまうことがあります。
夏場の水やりは午前中の場合、早朝4時〜8時頃まで、または夕方日が落ちて気温が下がってきてから、午後19時以降に与えると良いでしょう。
冬場は水を控えめにしましょう。一般的に植物は冬場成長が止まります。水やりの時間帯は日中のみにしましょう。気温が少しでも高い日中に与える方がよいと言えばす。
また気温が特に低い日や雪の予報が出ている日は水をあげないようにしましょう。水を与えた際に土が冷えると根が凍傷の状態になる可能性があります。
季節によって水やりの頻度やタイミングは変わってきますので、気候も意識しながら植物の管理をしていきましょう。
Q11.購入した観葉植物は室内のどこに置いたら良いですか?
A.まず、購入した観葉植物が戸外用か室内観葉かご確認ください。オリーブやユーカリ、シマトネリコなど戸外専用の植物はベランダやお庭などの室外で管理しましょう。まれに、環境によって室内置き可能なものもありますが、基本的には戸外のものはお外、室内観葉植物は居室内に置いてください。
室内観葉植物は基本的に直射日光を避けていただき、カーテン越しに採光のとれるなるべく日当たりのいい場所に置いてください。植物は光合成をしますので、日光を好みます。リビングやベッドルームに窓がある場合は、窓際に置いていただくと良いでしょう。出窓がある場合は、小さ目の鉢~中鉢までは出窓に置いていただいても問題ありません。
シダ系の観葉植物は耐陰性があるため、日差しの少ない場所でも比較的育てていただけるものになります。どうしても日当たりの少ない場所に置きたい場合はシダ系の植物をお選びいただくとよいと思います。
またモンステラやポトスは葉焼けの原因となるため、直射日光は避けてください。
植物の葉は乾燥に弱いので、エアコンや送風機の風が直接当たる場所は避けましょう。
お玄関や水回りに植物を置く場合、窓があるかどうかが重要になります。窓や天窓など日が取れるようなスペースがない空間は植物を育てる環境には向かないので、枝物や水耕栽培のスパイラルバンブーなどをご検討ください。
Q12.観葉植物を設置したらずっと同じ場所に置いておけばよいですか?
A.上述したように基本的にはカーテン越しに日当たりのある明るい場所に置いて管理をしてください。冬〜春先までは冷気を受けてダメージが出ないよう、窓から少し離して置きましょう。
また、同じ場所にずっと設置すると日がよく当たる部分が成長していき、日が当たりにくい部分は成長が止まったり枯れたりします。設置場所の日当たりにより植物の形は変形していきます。均等に満遍なく葉や幹を成長させたい場合は日も均等に当たるように鉢を回して管理するようにしましょう。
大型観葉植物は重さもあり動かすことが難しいと思いますので、設置の際にプラントムーバーを一緒に購入すると便利です。プラントムーバーとは鉢皿の下に敷く可動式キャスターのことです。
鉢を動かしてお掃除することもでき衛生的ですし、置きたい場所が変わっても簡単に動かすことができるので、プラントムーバーも合わせてご用意するとよいかと思います。店頭にもご用意があるのでお声かけくださいね。
Q13.サボテンや多肉植物の購入を検討しています。通常の室内観葉と育て方に違いはありますか?
A.サボテンや多肉植物は乾燥に強い観葉植物です。水やりの頻度が少なく管理が比較的しやすい植物と言えます。置く場所により異なりますが、真夏の猛暑時期で週に1回程度のお水やりでよいですし、冬場は1ヶ月~1ヶ月半に1回程度お水をあげれば十分です。サボテンや多肉植物は寒さが苦手なので、秋〜冬場は窓から少し離れた場所に置きましょう。窓ガラスに近い場所に置くと窓からの冷気でダメージが出てしまう可能性があります。秋〜冬の時期は窓から少し離れた場所で冷気に当てないように管理をしましょう。
また、サボテンは湿気が苦手ですので、サボテンの表面にカビなどが発生しないよう風通しの良い場所に置くとよいでしょう。
Q14.旅行や長期の出張時は植物の水やりはどのようにしたら良いですか?
A.長期の出張が多い方は、サボテンや多肉植物のご購入がおすすめです。ご旅行に行く前にたっぷりとお水を与えるようにしましょう。夏場ご旅行にいかれる際には、例外的ではありますが、鉢皿にお水を溜めておくとよいでしょう。土が鉢底の穴からお水を吸うことができますので、数日お水やりができなくても比較的状態を維持しやすいかと思います。ご帰宅されたら、植物の様子をみて、たっぷりとお水を与えるようにしてください。
Q15.植物が元気に育たなくなってしまいました。どんな原因が考えられますか?
またどのような対処をしたらよいですか?
A.植物が元気に育たなくなる原因のうち最大の要因は①水のやりすぎまたはやらなさすぎ、②日当たりが悪いことです。まれに病気になっていたり、ハダニやカイガラムシがついてしまいダメージが出ているケースが見受けられますが、植物の状態を見せていただくと上記①水のやりすぎまたはやらなさすぎ、②日当たりが悪く光合成ができていなくて枯れているケースが大半です。
観葉植物は生き物です。植物の状態をよく観察してあげましょう。
また、状態が不安定の時に場所を移動させたり、室内観葉植物を外に出したり、栄養剤を与えたり、たくさん水をあげるのはやめましょう。
植物が枯れそうな時に栄養剤を与える行為は、人間で言うとことろ消化不良を起こした状態で無理やりステーキを食べるようなものです。私たちも具合が悪い時は消化のいいものを食べるか食事を抜いて様子をみますよね。
弱っている植物に栄養剤を追加すると非常に大きな負担がかかってしまいます。
また、場所の変化も植物にとっては大きなストレスがかかります。室内での場所移動も極力避けましょう。
弱った植物を外に出すということは、人間で言うところの熱中症の時に無理やり外に長時間滞在するようなイメージでしょうか。環境の変化がない状態で様子を見てくださいね。
植物は話すことができませんので、様子を観察し、植物のうちなる声に耳を傾けてみてください。
Q16.インターネットで植物を購入しようと考えています。注意点はありますか?
A.インターネットで植物をご購入する際には、購入をご検討されているサイトの問合せフォームから現物のお写真を送っていただけるかどうか確認すると良いと思います。掲載されているお写真はサンプル画像のケースが多く見受けられます。「インターネットで注文して観葉植物が届いたのですがサイトに載っていた写真と全然違うものでした…。」というお声を聞くことがあります。
サイト掲載時よりも葉が増えていたり、丈が伸びている状態で届く可能性もあります。
観葉植物は1点1点枝振りや葉振りが異なります。お部屋のシンボルツリーとしての価値もありますので、観葉植物のご購入はぜひ直接店頭でご覧いただき、お気に入りの植物をご購入いただけたらと思います。
ご来店が難しい場合、弊社ではお写真でのご案内も行っております。ご活用くださいね!
4.まとめ
今回のブログでは観葉植物の魅力や選び方のコツ、店頭でよくあるご質問にお答えしてみました。
植物は癒されるだけではなく、育てる楽しみも感じられますよね。
成長する姿を見せてくれたり、花を咲かせたり、植物と同じ空間で過ごす日常は日々変化を感じながら生活ができることも魅力ではないでしょうか?
これから植物を育ててみたいという方は、今回のブログを参考にしていただき、植物のある暮らしを体験してみてくださいね!
ちょっとしたコツさえ掴めば、植物の魅力を存分にご体感いただけるかと思います。ゆったりと癒しの空間で、日常に植物のある暮らしを始めてみませんか?
次回のブログでは初心者さんビギナーさんにも安心、育て方が簡単でおしゃれな室内観葉植物をご紹介します。
お楽しみに!