お花屋さんが毎日実践している「花を長持ちさせる習慣」ー夏でも美しさを保つプロの管理方法

夏の時期、お客様から最も多くいただくご質問として、「家に帰ってからのお手入れはできたけれど、その後長くお花を楽しむためには何をすればいいの?」と聞かれることがあります。実は切花はご購入した日だけではなく、ご購入後数日間のお手入れによって楽しめる期間が変わります。
特に難しいことは必要ありません。毎日5分程、お花に目を向けてあげるだけで十分です。
i-floristでも、店頭に並ぶ切花は毎日状態を確認し、小さな変化も見逃さないよう丁寧に管理をしています。その積み重ねが美しく長く楽しめるお花に繋がっていくのです。
今回のブログでは、ご家庭でもすぐに実践できるプロの管理方法をご紹介いたします。

1.毎日の水替えは夏の切花に欠かせない習慣
2.水替えのたびに「茎を少し切る」だけでお花の持ちは大きく変わる
3.お花用の延命剤は本当に効果があるの?
4.枯れ始めた花は早めに取り除く
5.夏に特に長持ちしやすいおすすめのお花
6.「今日はどんな表情をしているかな?」ー花と向き合う時間が暮らしと心を豊かにする
7.夏だからこそ花のある暮らしを。i-floristがお届けする「長く楽しめる一輪」と毎日に彩りを添えるご提案
7-1.i-floristが何よりも大切にしているのは「鮮度」です
8.「どのお花や枝物を選べばよいかわからない」そんな方こそぜひご相談ください
8-1.花は誰かに贈るものだけではありません
9.夏だからこそ、花がもたらす「涼」と「癒やし」を暮らしに
10.まとめ

1.毎日の水替えは夏の切花に欠かせない習慣

夏場はお花にとって、「毎日の水替え」が最も大切なお手入れになります。
冬場であれば1日ごとの水替えでも問題ないことがありますが、夏は気温が高いため、水の中は驚くほど早く細菌が繁殖します。
昨日まで透明だった花瓶のお水が翌日には少し濁っていることも珍しくはありません。
水の中に増殖した細菌が茎の中に入り込むことで、水を吸い上げる通り道である導管が詰まり、お花は十分な水分を吸収できなくなってしまいます。
お花が十分に給水できなかった結果、「昨日まで元気だったのに、朝起きたらお花が急に萎れていた」という状態が起こるのです。
毎朝、あるいはご帰宅後に花瓶の水を新しいものに替えるだけで、お花は驚くほど元気な状態を保ってくれます。水替えはお花との小さなコミュニケーションの時間でもあります。花びらの開き具合や葉の色、茎の状態を観察することで花や植物のちょっとした変化にも気づけるようになっていきます。

2.水替えのたびに「茎を少し切る」だけでお花の持ちは大きく変わる

茎を少しだけきる工程を切り戻しと言います。この作業は毎日できなくても構いません。2~3日に一度は茎を少しだけ切り戻してあげましょう。
茎の切り口は時間の経過とともに酸化し、水を吸いあげる力が弱くなってきます。
茎を数ミリから1cmほど新しく切り戻すことで新鮮な断面から再びしっかりと水を吸い上げることができます。
茎を切る際には特別な技術は必要ありません。ご家庭にある花専用のハサミか清潔なナイフで切るようにしてください。「少し元気がなくなってきたかな?」と感じるタイミングで切り戻してあげると、再び元気を取り戻すことも少なくありません。
茎を切り戻す際には、紙を切るハサミやキッチンバサミは使わないようにしましょう。紙切りバサミやキッチンバサミはお花や植物用の用途ではありません。茎の内部の管をつぶしてしまうためお花専用のハサミを使うようにしましょう。

3.お花用の延命剤は本当に効果があるの?

i-floristではお花専用の延命剤をご用意しております。「延命剤って必要ですか?」こちらもよくいただくご質問になります。結論からお伝えすると、延命剤はお花をキレイな状態で維持するためにとても効果的です。
切り花用の延命剤には、
・栄養分(糖分)
・細菌の繁殖を抑える成分
・水を吸いやすくする成分
などがバランス良く配合されています。
人間に例えるのであれば、延命剤は栄養補給と健康管理を同時に行えるサプリメントのような役割を果たします。
特に夏場は細菌の繁殖を抑える効果として有効で、延命剤を使用したものと使用していないものでは花の持ちが終日変わることもあります。
私たちは定期生け込みの際にも夏場は延命剤と漂白剤を併用しています。
花瓶の水に少量混ぜるだけなので、初めてお花を飾る方でも簡単に取り入れていただけるかと思います。「せっかく選んだお気に入りのお花だから、少しでも長く楽しみたい。」そんな方にはぜひ一度お試しいただきたいアイテムです。

4.枯れ始めた花は早めに取り除く

一輪でも傷み始めたお花がある場合は、そのままにせず取り除いてあげましょう。枯れたお花や葉っぱはエチレンガスという植物ホルモンを放出し、周りのお花の老化を早める原因になることがあります。また、水も汚れやすくなるため、全体の花持ちにも影響します。
「まだ少し咲いているから勿体ないな…。」と残してしまうお気持ちも分かりますが、お花全体を長く美しく楽しむためには思い切って取り除くことも大切です。
早めに取り除いた結果として、残ったお花たちはより美しく咲き続けてくれるのです。

5.夏に特に長持ちしやすいおすすめのお花

「夏でも長持ちするお花はありますか?」多くの方が疑問に思うことですよね。
実は暑い季節だからこそ美しさを発揮する花もたくさんあるのです。
夏のお花と言えば、アンスリウムは南国生まれの植物らしく、高温にも比較的強く、つややかな花姿を長く楽しめます。
モカラは鮮やかな色合いと優れた花持ちで人気があり、リゾートのような雰囲気を演出してくれます。竜胆(リンドウ)は涼しげな青紫色が夏の暑さを視覚的にやわらげ、和洋どちらのインテリアにもよく合います。
トルコキキョウは上品で優雅な印象があり、一輪でも存在感があります。
i-floristでは最も等級の高い優良生産者様のトルコキキョウを入荷しているため、猛暑日をあっという間に華やかな空間に変えてくれます。
さらに、ヒマワリは夏を代表する花として世代を問わず、子供から大人まで人気が高く、お部屋や空間を明るく元気な雰囲気にしてくれます。
花の種類によって咲き方や楽しみ方が異なるため、その時期ならではの旬のお花を選ぶことも、お花を長く楽しむためのポイントになります。

画像:アンスリウム・フューシャ
ノーズ部分まで赤いアンスリウム
夏らしいお花の代名詞です。

6.「今日はどんな表情をしているかな?」ー花と向き合う時間が暮らしと心を豊かにする

「今日はどんな表情をしているかな?」花と向き合う時間は、私たちの暮らしと心を豊かにしてくれます。
切花は毎日少しづつ表情を変え、つぼみのある花は蕾だった部分がゆっくりとほころび花となり、花びらの色が少しずつ柔らかく変わったり…。
時間の経過とともに緩やかに表情を変化させ、移りゆく姿を楽しむことができるのは生花ならではの魅力と言えますね。
忙しい毎日の中で、ほんの数分でもお花や植物に目を向ける時間があるだけで気持ちが落ち着き、「今日も1日頑張ろう」という前向きな気持ちになれるかもしれません。
私たちは花や植物は単なるインテリアではなく、暮らしに寄り添うパートナーだと考えています。

6-1.夏だからお花を買わないではなく、「夏だからこそ生花を飾る」という選択を

暑い季節はエアコンの効いた屋内で過ごす時間が自然と長くなりますよね。ご自宅や室内で過ごすお時間が長くなるからこそ、お部屋やオフィスの雰囲気は日々の気分に大きく影響するのではないでしょうか?
テーブルに一輪の花があるだけでお食事の時間が少し華やかになりますし、お玄関に季節の花を飾れば帰宅した瞬間に心が和らぎます。
生花は特別な記念日だけのものにとどまりません。何気ない毎日を豊かに、そして心地よくしてくれる存在です。
「今週も頑張った自分へのご褒美に」、「家族との時間をもっと温かく心地のよいものにしたい」、「お客様を気持ちよくお迎えしおもてなしをしたい」、このような理由でお花や植物をお選びになる方が年々増えてきています。
生花一輪からでも暮らしには新しさが訪れます。そしてその小さな変化が、毎日を少しずつ豊かにしてくれているのです。

7.夏だからこそ花のある暮らしを。i-floristがお届けする「長く楽しめる一輪」と毎日に彩りを添えるご提案

「夏はお花がすぐに傷むから、涼しくなってから買おう。」そう考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか?しかしこの記事を読んで下さった皆様であれば、すでにお分かり頂けるかと思います。
お花は夏でも十分にお楽しみいただくことができるのです。
大切なことは、「夏だから買わない」という判断ではなく、「夏に合わせた楽しみ方を知る」ということです。
季節に合わせた楽しみ方をお客様である皆様にお伝えすることが、私たち花屋の役割だと考えています。

7-1.i-floristが何よりも大切にしているのは「鮮度」です

切花は生きているので、鮮度が何よりも重要になります。同じ種類のお花でも仕入れから店頭に並ぶまでの管理方法によってその後の花持ちは大きく変わります。
i-floristではお客様にできるだけ長くお花を楽しんでいただけるよう、仕入の段階から一番等級が良く優良生産者様の生花や枝物を厳選して仕入れをしています。
店頭に入荷する際の検品も徹底して行っており、お花1本1本のコンディションを確認しながら丁寧な管理を努めております。
市場から仕入れたお花や枝物はすぐに適切な水揚げを行い、お花の種類ごとに最適な温度や湿度で保管しています。
毎日の水替え作業には状態を確認しながら行うとともに、少しでも傷み始めたお花は店頭には並べないようにしています。
仕入れや水替え等の入荷に伴った作業はお客様から見えない部分ではあります。
大手のフラーショップでは市場に水切り作業を依頼しているところもあるのも事実なのです。
しかし、i-floristでは見えない部分こそ手を抜かず丁寧に花と向き合っています。
お客様から見えない部分だからこそ、その工程を大切に管理する意識をもって日々の作業を行っております。
ご自宅に持ち帰った際に「思ったより長持ちした」と感じてくださるのは、こうした日々の積み重ねによるものです。

8.「どのお花や枝物を選べばよいかわからない」そんな方こそぜひご相談ください

初めてお花や枝物を買う方ほど、「どれが長持ちするの?」、「お部屋に合う花がわからない。」、「予算内で素敵にしてほしい。」そんな不安をお持ちです。
でも、ご安心ください。花選びに正解はありません。大切なのは、「飾ってみたい」と思える一本と出会うことです。
暑さに強く長く楽しみたいのであれば、アンスリウムやモカラ、爽やかな雰囲気をご希望であればリンドウやグリーンを中心に、お部屋を明るくしたいならヒマワリ、やわらかく優しい雰囲気を演出したいならトルコキキョウなど。
ライフスタイルやインテリア、お好みの色、ご予算に応じて、お客様のご希望に合わせたご提案いたします。
「こんなこと聞いてもいいのかな?」と思うようなことでも、どうぞお気軽にご相談ください。
私たちは、お花を売るだけではなく、「お花のある暮らし」をお届けしたいと考えています。

画像:リンドウ
青みのある可憐な花を咲かせ秋の風情を感じさせる上品なお花です。

8-1.花は誰かに贈るものだけではありません

日本では、お花というとお誕生日や記念日、お祝いなど「誰かへの贈り物」というイメージが強いかもしれません。ギフトとしてお花は大切な役割を持っています。
しかし近年は、自分自身のためにお花や植物を買う方が増えています。
仕事帰りにお気に入りの一輪を買う。週末に季節の花を飾る。リビングや玄関に小さなアレンジメントを置く。
それだけで、日常の風景が少し変わります。
朝、お花を見ながらコーヒーを飲む時間。お仕事から帰宅して、お花が迎えてくれる安心感。
食卓に生花があるだけで、いつもの夕食が少し特別に感じるかもしれません。
花は、生活を華やかにするだけではなく、心に余白や余裕をつくってくれる存在なのです。
忙しい現代だからこそ、生花や植物と過ごす時間は何ものにも代えがたい価値があると言えるのです。

9.夏だからこそ、花がもたらす「涼」と「癒やし」を暮らしに

夏は、暑さや疲れで心身ともに余裕を失いがちな季節です。夏バテによる心身の疲労感を感じる時こそお花の力を取り入れてみてください。
白やグリーンを基調としたアレンジメントは、見た目にも涼しさを感じさせてくれます。ブルーや紫の花は、空間を爽やかに演出し、気持ちを落ち着かせてくれます。
南国のお花やマルチカラーの色合いを取り入れれば、まるでリゾートホテルにいるような開放感を味わうこともできるでしょう。
エアコンの効いた室内で、お気に入りのお花を眺めながら過ごす時間。
それは、暑い夏を少し心地よくしてくれる小さな贅沢かもしれません。
花には、人の心を穏やかにし、季節を楽しむきっかけをつくる力があるのです。
「お花は特別な日に買うもの。」そう思っていた方が、一輪の生花を飾ったことをきっかけに、毎週お花を飾るようになったり、ご家族の中でもお子様がお花に興味を持つようになったというお声を聞かせてくださることがあります。
私にとってそれは何よりも嬉しい瞬間でもあります。
たとえ一輪でも、一束であっても、生花の存在は暮らしに彩りを与え、心を豊かにしてくれます。何気なく始めたその積み重ねが、日々の生活を少しずつ変えていくのです。
一輪のお花から始まる、花と共に豊かな暮らしを始めてみませんか?

10.まとめ

夏は切り花にとって厳しい季節ではありますが、正しい管理方法を知り、季節に合ったお花を選べば、美しい姿を十分に楽しむことができます。
毎日の水替え
茎を少し切り戻すこと
涼しい場所に飾ること
ほんの少しの心配りで、お花は応えてくれるのです。
そして何より、お花は「長持ちするかどうか」だけでは測れない価値を持っています。
見るたびに心が和らぐこと、花や植物を通じて家族との会話が増えること、何気ない一日が少し特別になること。
それこそが、お花の本当の魅力ではないでしょうか。
私たちi-floristは、一輪一輪のお花に想いを込めてお客様の暮らしへお花をお届けしています。
初めてお花を飾る方も、久しぶりに生花のある生活を始めたい方も、ぜひお気軽にお立ち寄りください。
一度お花屋さんに来店して嫌な想いをされた方も安心してご来店くださいね♪
季節に合わせたお花選びから、ご自宅でのお手入れ方法まで、スタッフが親切丁寧にご案内いたします。
今年の夏は「暑いからお花を飾らない」ではなく、「夏だからこそお花を飾る」という新しい楽しみ方を始めてみませんか?
きっと一輪のお花が、いつもの毎日を心地よく豊かで幸せな時間へと変えてくれるはずです。
ぜひ、i-floristの店頭でたくさんのお花や植物を直接ご覧いただき、その空気に触れてみてくださいね!
皆様のご来店をお待ちしております。
花や植物のある暮らしが皆様にとって快適て素敵なものになりますように。

画像:ヒマワリの特大アレンジメント
夏の魅力満載!!まるでヒマワリ畑に訪れたような大型アレンジメントです。
i-floristではこんなお花を贈ってみたいという思いを叶えます。