ご挨拶 母の日を終えて
皆様はじめまして!
新しくi-floristでスタッフとして勤務することとなりました、鎌田と申します!本日のブログは、私事になってしまい恐縮ですが、簡単に私の自己紹介と、母の日を終えて感じたこと、考えたことを書き起こしていきます。
1.自己紹介
2.母の日を終えて
3.おわりに
〇自己紹介
改めまして、新人スタッフの鎌田と申します。
大学卒業後、5月からi-floristで勤務を開始いたしました!大学では舞台美術などの空間演出を学んでおり、そこで植物のある空間に魅力を感じ、この花屋の世界へ参りました…!
全くの未経験からのスタートなので、まだまだ覚えることが多く、バタバタとした生活を送っています。
そんな私はもちろん、まず初めにお花の名前を覚えるところから始まります。名前は知っていても、よく見ると思っていた形と違っていたり、見た目は知っていても名前は分からなかったりと、認識の齟齬がたくさんあることを実感しました…。
i-floristでは特に、こだわりのある花材を取り扱っているので、聞いたことのない花材や珍しい色の花材が多く存在していて、覚えるのも楽しいです!
お花や葉っぱの色・形の特徴から旬の時期、蕾の様子から開花の様子まで、ひとつのお花に対してでも、覚えることが沢山あります。
お客様から人気のお花や、メインとなる旬のお花はお店の中で過ごしているうちに自然と覚えられることが多いのですが、そうはいかないお花たちも多く、、、
そのため、少しでも早く覚えられるよう、自宅に帰って軽くスケッチしてみたりしています。
実際に目で見て、触ってその場でスケッチすることも少々…こちらは即興なので恥ずかしくて載せられません(^^;
スケッチをすることで、ひとつひとつのお花と向き合えて、お花の色の雰囲気がそれぞれ把握できますし、ここの構造はどうなっているのだろう?花弁や葉っぱの形は?と疑問に思うことが沢山出てきます。実際に手を動かしてみることって、何をするにおいても大事だと思うのです。
新しい知識が身につくことはとっても楽しく、やりがいを感じています!何事も楽しみながら覚えていきたいです♪
〇母の日を終えて
皆さま、母の日にはたくさんのご来店やご注文をいただき、誠にありがとうございました!
母の日は、花業界の繁忙期のうち、もっとも忙しいシーズンのひとつだと言われています。
私は勤務2、3日目にして、早くも繁忙期、母の日シーズンでの出勤でした!日常の忙しさがどのくらいなのかもまだ知らなかった私は、母の日の忙しさに全然慣れず、丁寧に!急がなきゃ!と、ずっとアワアワしていた気がします…(> <;;)そんな、花屋にとって忙しい時間の中でも、お母さまを想い、贈り物を選ばれる皆様の様子を見て、心安らぐものがありました…!
母の日に切り花を贈ろうとご来店なさったお客様の多くは、母の日の定番・カーネーションに、カンパニュラ、トルコキキョウ、バラなどを組み合わせた様々な可愛らしい彩りを選択されていました!
ここで、疑問に思ったことがあります。5月になると様々な場所で母の日をアピールするポップカードやポスターを見かけるようになります。そこに必ずといっていいほど描かれているカーネーション。母の日にはカーネーション!と無意識のうちに私たちの生活に馴染んでいるほどです。
今まで馴染みすぎていて、疑問にも思っていませんでしたが、改めて花屋としてカーネーションを販売する側になってみると、その起源を知っておく必要があるのではないかと思いました。
母の日にカーネーションを贈るのは、なぜなのでしょうか?少し調べてみると、一説によると、その起源はどうやらアメリカにあるようです。
南北戦争時代のアメリカで、医療補助や平和活動に尽力した一人の女性がいました。女性が亡くなった後、その女性の娘が、母が生前活動を行っていた教会にて、記念会を開催します。そこで娘は、亡くなった母の好きだった白いカーネーションを記念会の参加者全員に配り、亡き母に手向けたことが始まりだと言います。この母親を想う娘の行動に人々が賛同し、世界へと広がっていきました。
母の日が生まれた起源と、母の日にカーネーションを贈る起源は同じところにあるようですね!いつの時代でも、母親という存在は偉大であるという認識であったことがわかります。
当店の母の日間近のカーネーションのお色には、可愛らしい赤・白のものから、少し大人っぽいシックなワインレッドやダークオレンジの色合いのものまで取り扱いがございました。
先ほど記述した母の日の起源では白いカーネーションでしたが、今では時代に合わせてカーネーションの種類も多様になっています!
単にカーネーションといっても、それぞれが個性的で組み合わせの幅も広がります。
贈る相手のことを想った色使いで、皆さま素敵なお花束をお持ち帰りなさっていました。
そしてもちろん、ご来店のお客さまの中には小さいお子様もいらっしゃっていました!どのお花がいいかな?とお母さんのために一生懸命に悩む子、あれもこれもと、お母さんにあげたいお花がたくさんある子、メッセージカードを一生懸命に書く姿も見られました。
そんな気持ちが溢れんばかりの子ども達の姿と、子ども達がお花を大事に持って帰る姿を見ると、子どもの“人を喜ばせたい気持ち“は私たち大人よりもきっともっと大きく(溢れちゃうくらいに!) 、もっともっと大切なものなんだと感じました。
母の日では、気持ちを伝える手段としてのお花ですが、人を喜ばせることのできるもの、という多くの選択肢がある中に「お花」という選択肢が身近にあることは、子ども達の人を想う心をきっともっと豊かにしてくれていると思います。
また、切り花のほかに、お花の鉢物でカーネーションや紫陽花、カラーをお贈りするお客様も多くいらっしゃいました!母の日の贈り物に、カーネーションの切り花以外の選択肢がとても広がってきております。
お花の鉢物は、お花を切り花よりも長く楽しめること、翌年以降も咲かせるために育てる楽しみがあること、ガーデニング趣味のお母さまへ…等々、様々な魅力がありますね!
当店では配送の際、育て方のご案内も一緒に同封させていただいております。ぜひ楽しみながら、育ててみてください(^^)♪
母の日のフラワーアレンジメントは、お客様それぞれのオーダーに沿った華やかなアレンジメントを多数ご注文いただいておりました!
やっぱり定番のカーネーションがメインのアレンジメントや、トルコ桔梗や芍薬を用いたアレンジメントは、花びらのフリルがボリューム満点でとっても可愛らしく、母の日にぴったりなアレンジメントです。
こうして様々なことを考えて過ごした母の日での業務ですが、そんな中、出勤2日目の私はというと、配送の品物の梱包作業を、ひとつひとつ丁寧に行うことを心掛けて行っていました!
例えば、同封の印刷のメッセージカードや鉢物の育て方、アレンジメントの楽しみ方のご案内など、手作業で切り取る場面では、サイズや切り口が綺麗であるように心掛けております。
こうした些細な部分での丁寧さは、お受け取りのお客様には”特別意識されない”かもしれません。しかし、この”特別意識されない”を実現できることが、贈り主様のお気持ちとお品物を雑念なく気持ち良く受け取れるポイントであると私は考え、今後も継続していきたい点でございます!
〇おわりに
改めまして、本日のブログは新人スタッフの鎌田が書かせていただきました!母の日シーズンでは、様々なお客様がご来店くださり、顔を合わせることが出来て嬉しかったです!また、母の日の贈り物には多種多様な選択肢があることを実感いたしました。
今後も、皆様の生活に豊かな自然の彩りを提供できるよう、精進いたしますので、よろしくお願いいたします!